体験談 電磁波過敏症が発症から7ヶ月で殆ど完治の状態に、生後7ヶ月からの左耳感音性難聴(全く聞こえない状態)が少しずつ聞こえるように、化学物質過敏症から2年間無かった月経が治り、左手首にあったガングリオン(しこり)も取って頂きました(2/3)

 

3. 左耳の感音性難聴の発症の経緯

今回施術をして頂いたこときっかけに、生後7ヶ月位に肺炎で熱を出したのが原因ではないかと母が話してくれた。その時、家まで来てくれた近くの医院の医師からは、熱が40度を超えたら大きい病院に連れて行くように言われていた。38度で超えなかったが、熱が下がってから両親が心配だったために、幼児健診の合間に何箇所も大学病院に連れて行ったが、まだ小さいので分からないとのことだった。

幼稚園の頃から話を聞くとき右耳を前に出すことを気にした両親は大学病院に連れて行き、初めて難聴らしいと伝えられて、かなりショックだったとのこと。

その後も私自身も全く聞こえてないのかもしれないと思っていたが、なかなか調べる気になれず、中学に入ってすぐに自宅近くの慈恵大病院で検査をしてもらったらところ、左耳は全く聞こえていない、治す方法がないと言われ、やはりという気持ちと目の前が暗くなった。

[18歳のときアメリカの病院で診てもらう ]

医師にいつからと聞かれ、生まれつきと答えると、何メートルか床に線が引いてある上を線に沿って歩くように言われ歩くと、真っ直ぐに歩けるのだから、おそらく幼児の頃に熱を出してその原因だと思うと言われる。もし、あなたの言うように生まれつきであれば、耳の中のパーツがない可能があると言われた。どちらにしても治す方法はないとのことだった。

2006年4月、突然火災報知器を耳元で鳴らしているような音がして、その直後遠くにかすかに何かが聞こえるような状態になり、初めて両耳が聞こえなくなるかもしれないという恐怖を感じた。すぐ、総合病院に行き、着いた頃には少しずつ回復していたが、聴力検査で、聞こえる方の右耳の聴力が落ちているとのこと。
幸い、一週間後の検査で、聴力は戻っていたが、医師の言うには、両耳聞こえる人より、片側しか聞こえない人の方が難聴になりやすい。片耳しか聞こえない分、いつどこで音がするかいつも神経を使ってストレスがかかっていることが一因とのこと。私と同じように幼児期に熱を出し片耳の難聴になり、大人になってから両耳難聴や蝋になる人が意外に多いことを知った。

4. 左耳の音感性難聴の施術及び施術後の回復の経緯

2007年
10月30日  施術1回目
施術のあと、聞こえる方の右耳に右手の人差し指を入れながら横にくるくる回しながら、聞こえない左耳に向かって先生が何かを言われたが、聞こえた?と言われるたびに、聞こえていません、と答えた。左耳で聞いた経験がないのでどういうのが聞こえているのか分からないです、と先生に伝えると、左耳は聞こえているはず。右耳でそうやっていれば、右耳で聞こえないはずでしょう?
と言われ、はっとした。途切れ途切れに先生の声が聞こえたのが、実際に聞こえていると分かった途端、じわじわと感情が込み上げてきて涙が出た。
特に腎臓の練功を頑張ってやってと言われ、前と後から挟むやり方を教えて頂いた。

帰宅途中に母に携帯電話で左耳が聞こえたことを報告。試しに携帯電話を左耳に当てて母にしゃべってもらうと、内容までは
聞き取れないが、確かに母の声が聞こえた。
信じられなく、道を歩きながら、心の中で“えー?えー?えー?”と叫び、道にしゃがみ込みそうになった。

夜、携帯ラジオのイヤホンでボリュームを最大にして左耳で聴いてみた。
アナウンサーのような男性と女性の演歌歌手の会話が内容まで聞き取れる。
母の部屋に行き報告して二人で声を出して泣いた。

10月31日  K病院では、以前に人間ドックを含め4回、標準純音聴力検査(気導、骨導聴力検査)
の左耳が全く聞こえてないデータが残っているため、K病院に行く。
気導聴力検査、全く聞こえない。 骨導聴力検査では、一番低い音が1つ、はっきり聞こえた。
医師は骨を伝わって右から聞こえていると思うとのこと。

携帯電話で、右耳を指で塞ぎながら左耳を受話器に当てて会話ができる。
自宅の電話は音声が小さく、殆ど聞き取れない。

11月6日   施術2回目
気功院に来る途中、困っている外国人を見かけ声をかける。自分の声が以前と違う。丸みがあり、はっきりしている。
バスのエンジンの音など、初めて聞く音に興奮気味。
左耳で先生の言う「あ、い」が聞き取れる。
「る」が「う」に聞こえた。
携帯電話で、右耳を指で塞がなくても、左耳で聞き取れ会話ができる。
自宅の電話では、聞き取れなかった。

11月20日  施術3回目
先生の言う「こんにちは。今日、何食べた?」が、左の耳ではっきり聞こえる。
携帯電話で、天気予報を左耳で聞き取れた。
自宅の電話で天気予報は、所々言葉は聞き取れたが、内容までは分からない。

11月27日  K病院にて標準純音聴力検査(気導、骨導聴力検査)。2回目。
骨導聴力検査で、前回聞こえた音が1つだったのに対し、今回は3つ音が聞こえた。
医師は、前回と全く変わっていない(実際の数値は多少上がっているように見える)。
一時的にこの程度聞こえるようになる人はいるが、途中からではなく何十年聞こえない
人が聞こえるようになった事例はない。
これ以上良くなることは考えない方がいい。
右耳がよく聞こえるのだから右耳を大切にすることを考えるよう、右耳の定期健診を勧められた。

同日午後。3年前に診てもらった個人病院の耳鼻科に行く。
前回の聴力検査のデータが残っていることと、同じ検査でも病院によって検査機械の発する音などが多少違うことを覚えていたので、検査をしてもらった。
音は、K病院よりも気導聴力検査での検査をしない方の耳に流すザーザー音が小さく、
検査する方の耳には検査音が聞き易かった。
気導聴力検査は、はっきりではないが、いくつかの音はうっすら聞こえた。
骨導聴力検査は、全部聞こえた。
生まれて初めて、右耳の検査のときの左耳のザーザー音を聞いた。 医師から、結果は
全く聞こえていません、とのことだった。
聞こえましたと答えると、結果は聞こえていない、納得がいかなければ他の医療機関に行ってもいいですよ、そうすれば分かると思う。聞こえるようになることはあり得ない、
と言われた。

11月28日  左耳が聞こえるようになって初めてカラオケに行く。
以前は、右耳に手を当てていないと自分の声が聞こえなったが、何もしなくても自分の声が聞こえるようなった。
まだ右耳に手を当てる方が聞きやすい。

12月4日   施術4回目。
前回の施術のときより、左耳で聞く先生の声が少し大きくなった。

12月7日  個人病院のK病院にて、標準純音聴力検査(気導、骨導聴力検査)。
気導聴力検査は、いくつかの音が聞き取れ、骨導聴力検査では、殆ど全部の音が聞き取れた。
結果は、右耳が20dB(正常の範囲)、左耳が72.5dB。
医師より、左耳の72.5dBは、老齢の人が「おばあちゃん、聞こえる?」と聞かれ、
やっと聞こえるレベルとのこと。

12月9日   自宅の電話で、天気予報が所々文章で聞こえる。

12月12日  CDプレーヤーからの音が、以前よりはっきりしていることに気付く。
K病院にて、標準純音聴力検査
(気導、骨導聴力検査)。3回目。
気導聴力検査は、いくつかの音が聞き取れ、骨導聴力検査は、全部の音が聞き取れた。
結果は、前回の11月27日のときと殆ど同じ、骨導聴力検査で、250Hzでのみ55dBで
聴取された。

同日、個人病院のI病院にて、標準純音聴力検査(気導、骨導聴力検査)。
右耳は正常。左耳は、82.5dBだった。検査をしてくれた女性に、左耳はいつも補聴器をつけていないんですか、と聞かれた。

気功体験談:左耳の音感性難聴が回復したことを示す耳鼻咽喉科医師の診断書

(3/3)へ続く