大明気功会 会報『人体科学研究』

[ 創刊号 1999年5月発行 ] 大明気功会 会報『人体科学研究』
ここでは、大明気功院の前身である「大明気功会」で
発行された会報『人体科学研究』をご紹介します。

この会報は、お互いの感想や体験を共有し、
皆が団結して「他の人の病気克服にも役立ち、
自分もますます健康になる」を目的に、
平成11年5月の創刊号から
平成14年6月の第4号まで発行されました。
その後、役割は青島院長の著書や
ホームページに引き継がれています。

体験談や所感、気功のトピックなどを
読むことで、皆さまが大明気功を正しく理解し、
さらに健康になるきっかけになることを願っています。

※今回お名前は匿名とさせていただきました。

『人体科学研究』第2号 第3号 第4号

創刊のあいさつ

皆さま、お元気ですか。
私は、中国「三浴功」の賈永斌(ジャユンビン)大師や「大雁功」の楊梅君(ヤンメイヂュン)大師の直伝弟子として1976年より気功施術を始めました。その後、祝由科の黄茂祥(ファンマオシャン)大師の弟子として勉強してきました。1982年に来日し、日本においても気功の研究をさらに深め、1987年に高知で「高知大明気功道会」を設立しました。1989年、中国で最も権威のある「中国気功科学研究会」より「高級気功師」の称号をいただき、また同年「中国大雁功科学研究センター」の「名誉理事長」に任命され、中国気功界との学術的な交流を頻繁に行ってきました。1990年には気功の活動拠点を横浜に移し「大明気功会」を設立し、今日まで皆さまとともに活動を推進してきたのです。日中両国において続けてきた気功の実践・施術・指導の生活は、もう23年になります。
本年9年目を迎えた「大明気功会」は、横浜、東京銀座の2つの教室にて毎月6回開催しています。その他、定期的に「中国の気功ツアー」などの活動も企画しています。
「大明気功会」の目的は『気功のすばらしさに触れていただき、自分の病気(特に西洋医学で治療し難い病気)を克服し、さらに気功の練習を重ねるうちに、ますます健康な体をとりもどし、楽しく元気に生活できるように人生をともに構築していきたい』ということです。
一人で病気に悩む必要はありません。みんなで「気」を合わせて、いっしょに元気になりましょう!この度、交流を一層活発化させるため、定期的に会報を発行することにしました。
私の座右の銘は「積善成徳、積徳成道、積道成仙」です。日本語では「他人の為は、自分の為にもつながる」ということです。皆さまが一致団結して、各人の感想や体験を持ち寄ることで、他の人の病気克服にも役立ち、自分もますます健康になれるのです。
これからも、皆さまの病気克服の体験談、健康法の紹介、花粉症や風邪などの様々な病気への対処法などを、定期的に会報で紹介していきます。
私たちの仲間を増やし、みんなで『人間が生きていく本当の価値』を見い出していきましょう。
よろしくご協力をお願いします。

昨年私は、気功界において世界で唯一正式に認められている学会「世界医学気功学会」の「特邀気功専家」として招聘され、世界的にも気功師としての地位を確立することができました。今後も「大明気功会」で皆さまの協力を得ながら、外気功施術、按摩気功施術、透(遥)視施術、意念施術、祝由科施術などを積極的に行っていきたいと思います。
皆さまがますます健康になりますよう、心から祈りを込めて、創刊の筆を置きます。

大明気功会主宰 青島大明

青島先生の力、「気功」の力は本物。一生勉強し続けたいと思っています。

歯科医師 I さん

私が「気功」というものに出会ったのは、今から8年ほど前のことです。息子が突然ギックリ腰になり身動きがとれずに苦しんでおりましたところ、弁護士のK先生に青島先生を紹介されました。
青島先生は、私の見ている前で息子の腰に手をかざし、特に何もしたわけでもないのに、15分ほどすると、あんなに痛がっていた息子がスッと背を伸ばし立ち上がりました。痛みがすっかりとれたということで、私は自分の目を疑いました。それから先生とおつき合いが始まりました。
今度は、私自身のひざが痛くなり、足を曲げることができず、正座もできない状態になりました。整形外科に行き、レントゲン検査を受けた結果、年齢も60歳を超え、ひざ関節の軟骨が摩耗したことによる関節痛ということでした。
投薬と湿布で治療しておりましたが、いつまでたっても治りません。そこで青島先生に施術していただくことになりました。
私自身、西洋医学に従事しておりますので、「気功」に対しては、まだ半信半疑でした。初めて治療していただくと、うそみたいに痛みがとれました。しばらくするとまた痛みは戻ってしまいましたが、3回ほど施術していただいて、今では全く痛みを忘れ、正座もできるようになりました。
それからというものは、すっかり青島先生の力、「気功」を信じきり、日曜日のお教室に通うようになりました。
私は以前から、高血圧で降圧剤を服用し続けておりましたが、気功を自分で練習し、毎朝決まってやるようにしていたら、服用する回数を減らすことができ、一日おきですむようになりました。今のところすこぶる健康で、おかげさまで充実した毎日を過ごしております。
私の知人、友人も何人かご紹介いたしましたが、それをみると、気功は痛みをとるだけではなく、神経科で薬を長いこと服用していて薬から離れられなかった方が薬を必要としなくなったり、ホルモン薬でも同じことがみられました。
主人も4年前に突然、原因不明で全身の関節が痛くなり動けなくなったところを、青島先生に毎日のように施術していただいて救っていただきました。
現在、いたるところで気功の教室を多くみるようになりましたが、売名行為や、お金儲けでやっておられる方もいらっしゃるそうです。
その点、青島先生の力は本物ですし、人の為に身をけずってでも尽くしてくださる献身的なやさしさを兼ね備えていらっしゃいます。本当に信頼できる方だと思っております。
これからも、一生気功を勉強し続けようと思っておりますし、先生とも末永くおつき合いをお願いしたいと思っております。
今後の青島先生のご活躍、気功の教室のご発展を心よりお祈り申し上げます。

気功ワンポイント・アドバイス~その1~

入浴や水泳のあとは“大雁功の動功”を練習しましょう
入浴や水泳のあとは、気が大量に体の外へ出てしまいます。だから、悪い気が溜まっている病気のときには、入浴や水泳で治ることもあるのです。でも、体の気は減ってしまいます。できるだけ早く“大雁功の動功”を練習して良い気を補充しましょう。

「一生戻らない」と診断された
甲状腺の機能が回復しました。

Hさん

今から5年前の冬、急に背中に悪寒が走り高熱がでました。喉に痛みはありましたが扁桃腺の場所ではなく、夜、休んでいると心臓がどきどきするという、かつて経験したことのない症状におそわれたので、医師の診察を受けました。「急性甲状腺ホルモン亢進症」と診断されました。服薬して快方に向かってきましたが、4か月ほど経って、2度目の検査の結果、今度は「甲状腺ホルモンの減退症」になっていたことがわかりました。ホルモンを合成する機能が回復不能になっているので、一生薬を飲み続けなければならないというのです。この「亢進症」が変じて「減退症」になることは、約30%の率で起きるが、その原因については確たる決め手はなく、わからないとのこと。
「運が悪かったと思って治療しましょう」ということで指示に従って服薬を続けました。薬のおかげで血液検査の結果は良好で、これといった自覚症状もなく経過しました。しかし、どんなに副作用がほとんどないといっても、体にとって薬は異物、自然治癒能力の増強のためにマイナスであることに変わりはないと思い、薬をやめる方法を模索し続けていました。
2年半ほどして、私は高血圧のため、その対策を迫られることになりました。医師からもらう薬は副作用が強く、飲まずにすめば、これに越したことはありません。しかし、年齢のこともあり、長年続けていた昆布を食べる健康法に加えて、食事療法や運動でよいということは何でも取り入れてみました。
そして、今から1年半前、ご縁があって、青島大明先生を紹介していただき、施術と気功の練習に励むようになりました。先生が施術をなさると、高い血圧もみるみる下がっていきます。高血圧症が治った方も大勢おられるとうかがい、明るい希望がみえてきました。
こうして気功の勉強に励みながら、私は思い切ってそれまでの医師を替え、甲状腺の専門医を訪れました。最初は、それまでと同じ薬による治療を続けておりましたが、そこで詳しい検査(血液検査に加え、超音波検査、触診など)を受け始めて何度めかのとき、「腫れていた甲状腺が、もう大きくない」といわれました。とても不思議な感じがしました。
それと同時期に、医師から「あなたは昆布をたくさん食べてはいませんか。昆布によるヨードの摂りすぎが甲状腺の機能低下とホルモンの減退につながる例がある」といわれました。以来、昆布やひじきの多食もやめました。その後の検査結果も良好で、徐々に薬を減らし、今ではまったく飲まなくなりましたが、正常を保っています。「一生戻らない」と診断された甲状腺の機能が回復したのです。
最近、高血圧も徐々に安定してきつつあります。
人は誰でも遺伝と環境の支配のもとで生きています。そして大きな宇宙には、人の想像を超える力、エネルギーが存在しています。気功は、健康を左右する源であるエネルギーに着目した先人たちが、様々な形で恩恵をもたらしているものの一つなのだと思います。これをおろそかにしていたので、食事療法も、運動も効果があがらなかったのだと反省しています。
今後も青島先生のご指導のもとで、気功を通して宇宙のエネルギーの恩恵に浴し、心身ともに健康な生活を目指しつつ励んでいきたいと願っています。

「身体が丈夫でさえあればすべて乗り切れる」という自信がわいてきます。さらに心も豊かになってきます。

Yさん

いつもお世話になっております。お陰さまで心身とも以前からみると随分丈夫にさせていただいたと思っております。心より御礼申し上げます。
また、会報制作ご苦労さまです。私ごとがいくらかでもお役に立てばと思い、ペンをとりました。
私が初めて横浜教室にでかけましたとき、紹介者のMさんが青島先生に「お通夜から家に戻り、お風呂から出た後、急に(本当にこの表現がピッタリでした)腕があがらなくなってしまった」ということを説明いたしましたところ、先生は私に以下の3つの点をお尋ねになりました。
①亡くなられた方の足元に私が座っていなかったか?
②その方は重い病気ではなかったか?
③年齢はそれほど高齢の方ではないが、長く病気を患っていたのではないか?

①については、まったくその通り。②については胃癌であり、③については、5年以上の長期に渡って入退院を繰り返し、72歳で亡くなったことなど、まったくその通りでした。すべてに合致しており、びっくりしたことを今でもはっきりおぼえております。
当初は何も考えることもなく、ただ痛みを取り去っていただきたくて、ワラにもつかまる心境で伺いました。初回のとき、青島先生には、一所懸命やっていただきました。しかし結果は、腕が多少上がるようになり、むくみが多少良くなりましたが、完全には治りませんでした。その日は「少し様子をみましょう」ということで帰ったのですが、翌々日の朝、その痛みがうその様に消えてしまいました。
これらのことがきっかけで、青島先生への信頼をもったことは事実です。
それ以降、約8か月ほど、時間の許す限り教室に通い現在に至っています。以前から悪かったのどの咳も、線香を使った功法をやっていただくと、1回でピタッと治まってしまいました。気功会の帰りに、いつも持っているのど飴を他の方にあげてしまったほどでした。
「病は気から」と申します通り、すべての病気は自分のなかに在るものと思っております。以前は、よく貧血になり、救急車で運ばれたものでした。でも今では、病気にかかったり、いやなことが降りかかってきたときでも、私は病気に関して、いつでも青島先生に助けていただける、守っていただいているという安心から「身体が丈夫でさえあればすべて乗り切れる」という自信がわいてきます。さらに心も豊かになってきます。
お教室の方々をはじめ、皆さまにとても仲良くしていただき、心から感謝の気持ちでいっぱいでございます。

気功ワンポイント・アドバイス~その2~

“熱中症”の予防に“緑豆”の煮汁を

“緑豆”の煮汁は、体内の毒素を、体の外に排出する働きがあるそうです。
これから暑くなる時期、外出する前と後に飲むと、“熱中症”の予防に効果があります。ただし、試みるときには、いくつか注意事項がありますので、必ず相談してください。

お医者さんに「一年かかる」といわれた息子の滲出性中耳炎が“1週間”で治りました。

O さん

妻に「息子が健康診断で滲出性中耳炎といわれた」と聞いたとき、はっきりいって、それほど心配していませんでした。それは以前、中耳炎の手術が決まっていた幼児が、青島先生の1回の外気功で良くなり手術もしなかったというのをみていたので、とても軽く考えていたのでした。
耳鼻科では、子どもに「がっこう」といわせる間に、鼻に空気をプシューっと入れて、内耳を乾燥させる治療を行います。週2~3回病院に通っても数か月はかかるということでした。ただし、本当に悪くなると、鼓膜に穴をあけて中のものをだす手術をするそうです。
しばらくは病院に通いながら、私も妻も、息子に時々気功をしてやったり、青島先生の「気の水」から「気」をとって体に入れたりしていましたが、1か月ほどしたある金曜日、医師に「あと1年はかかるかもしれない」といわれるぐらい悪くなってしまいました。
「週2~3回を1年間! こんなことを続けてはいられない」とさすがにあせった私たち夫婦は、このときから真剣になって、直後の日曜日の横浜教室に息子を連れて行き青島先生にみてもらいました。それから、毎日息子にも練習をさせ、気功で学んだ病気を治すために良いと考えられることはできるだけやりました。
そして、週明けの月曜日、妻が耳鼻科に連れて行くと「あと1回でいいよ」と言われたのです。そして、木曜日には、晴れて完治し、通院終了となりました。妻と二人で「この前の“1年”というのは何だったんだろうね」と喜んだものでした。
これまで、わが子に関してだけでも、夜尿症、夜泣き、扁桃腺炎、頭痛・腹痛などの体の痛み、皮膚の湿疹、口内炎、便秘、風邪、怪我の止血など、数えきれないくらいたくさんの病気を、気功のおかげで良くしていただいてきました。そのせいで自分のなかに病気に関して慢心があったのは事実です。どんな小さな病気でも油断せず、できるだけ早く、一所懸命集中して治すことの大切さを改めて実感させられたできごとでした。
皆さまも、体に良いやり方をできるだけ集中して行って、早く病気を克服してください。私の息子のことが、少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

気功ワンポイント・アドバイス~その3~

“静功”はとても大切
“静功”は、自分で、自然に、気をコントロールできる体を作ったり、体の弱い部分を自分で発見するなど、能力を高めるために、とても大切な練習法です。
自然のエネルギー(生命力)を体に取り入れる“大雁功の動功”といっしょに行うと効果は絶大です。

“大雁功”が中国政府の認める健康気功法として公布されました。

青島先生が指導されている数種類の気功法のうち、練習法および外気功施術法として「最も効果の高い気功法」と認めておられるのが“大雁功”です。
この“大雁功”が、中国政府より審査・認定された11種類の健康気功法として正式に公布され、北京晩報(新聞)にその記事が載せられました。

気功会報:中国政府が「大雁功」を11健身気功の1つに選んだ

[ 北京晩報1998年10月8日 ] 全民体育11種類の健康気功法が公布される

国家関係部門の審査・認定を経て、11種類の健康気功法が最近正式に公布された。
わが国の健康気功は広く大衆に伝えられ、膨大な数の人々が鍛練を行っている。ただし、統一的な管理が不足しているため、健康気功法も玉石混交であり、鍛練する価値の低いもの、多くの人々を集めて封建的な迷信を吹き込むものもあり、管理しなければならない状況になってきた。
今回の健康気功の審査・認定は、気功法の元編成者の戸籍所在地において審査・決定され、国家体育総局武術管理センターによる最終評価に基づいて公布される。
すでに、第一次公布された11種類の健康気功法は、華夏智能功、厳新気功、郭林新気功、馬礼堂養気功、大雁功、虚霊功、慧明功、心功、盤山陰陽功、幸福功と元極功。そのうち北京での申告・認定は、厳新気功、郭林新気功、馬礼堂養気功と大雁功の4功法である。
知り得た情報によると、今回の健康気功法の審査・認定はほんの手始めに過ぎず、その成否を確認したうえで、今後続々と行われる予定である。

(青島先生および中国語に堪能な方に翻訳をお願いしました。)

【会報の制作にあたって】

相互の研修の場として、また参加者同士が仲良く励まし合いながら気功に取り組んでいけることを願って、会報創刊号の制作を開始しました。会報のタイトルを決めるにあたって、青島先生に“人体科学研究”と命名していただいたおかげで、制作のねらいが明確になったような気がします。この会報を通じて気功の研究が今まで以上に前進し、皆さまの理解や上達に役立ち、今後の気功の発展ひいては人類の幸福のために貢献できれば、これほどうれしいことはありません。
何よりもありがたかったのは、皆さまからいただいたお手紙の内容に元気づけられ、制作意欲が湧いてきたことです。
前向きに努力して難病を克服された様子、西洋医学の所見やデータをとりながら気功の効果を明確にされている事例、病気克服に不可欠な気功と食事療法の関連性、そして青島先生や気功への信頼や感謝のお気持ちなど、とても興味深く、元気がでる内容ばかりです。忙しいなかではありましたが「もっとがんばらなくては」と楽しく作業を進めることができました。
次号以降もたくさんの方の登場をお待ちしています。
これからも皆さまのアドバイスをいただきながら、より良い内容にしていきたいと思います。
ご協力をお願いします。

会報編集長

『人体科学研究』第2号 第3号 第4号