羽田空港 大鳥居の移転、大明気功院の青島大明による気功・法術を使った除霊。
祟りがあると言われた羽田空港の大鳥居の移転工事を無事に終わらせたのは、大明気功院の青島大明による気功・法術を使った除霊だった。
1998年の夏のあの日が忘れられないのは、非常に不思議な体験をしたからでしょうか。
私が運輸省(現・国土交通省)の担当者から羽田空港の鳥居の撤去工事への助力を依頼されたのは、その数週間前のことです。長年、気功を学んできた私が新たに法術の勉強をしていた頃で、それを聞き及んだ人が「一度鳥居を見てはどうですか」と言われたことが縁で、地鎮の要請を受けることになりました。
日本に来て以来、羽田空港の鳥居に関する奇妙な噂を幾度か聞いたことがありました。戦後まもなくGHQが空港の拡張工事を行うため、撤去しようとするも、現場の作業関係者が巻き込まれる事故が続発し、工事計画は頓挫していました。
また80年代に入り、拡張工事を行おうとした矢先に着陸寸前の飛行機が逆噴射を行い、24名が亡くなる惨事が起きました。因果関係のすべてが鳥居にあるかはともかく、私はそのような現象にたいへん興味をもっていました。
しかし、実際に気功・法術による地鎮の除霊は初めてのことですから少々不安でもあり、そのため気功・法術を伝授いただいた、中国の黄茂祥(ファンマオシャン)先生にアドバイスを受けました。
お祓いが執り行われた日、運輸省の職員に鳥居まで案内してもらい、私は気功・法術のしきたりに則り、線香を3本立て、火をつけました。ところが火をつけるや突風が吹いて、右端の線香がふっと消えました。炎天下の無風状態の中で始めたのに、突如として強風が起こるのです。線香の位置を移し替えて再度やってみましたが、同じ位置の線香が消えました。
霊が気功・法術を行うのを阻止しようとするために線香の火を消したのです。そこには生霊があるにちがいありません。いろいろな人が除霊できなかったのも、さまざまな事故が起こったのも納得できました。
さらに詳しく調べるため、今度は法術用のサイコロをふたつふりました。それぞれのサイコロは陰と陽を示しており、3回振ったらすべて陰と出ました。霊があるのは間違いない。
霊の情報を取り除くには、その霊がどういう性質か調べる必要があります。しかし、火が消え、サイコロの目が連続して陰が出ました。それは固く門を閉じた状態で、中がうかがい知れない状態であることを意味しています。
↑移動以前の羽田空港の大鳥居。後方に霊光樹が見える。
↑まるで誰かが幹の上に座っている踊り場のようになって枝が分かれている。
鳥居の後ろに異様な枝振りの木が三本あったので、どうもそこが怪しいと感じ、それぞれの木の根本で線香に火をつけたらどれもたちまち消えました。どうしても私に除霊に必要な手がかりを与えようとしない。そこで気功を用い、気で調べてみようと、手を木に向けました。その途端、猛烈な悪寒が全身を襲い、嘔吐してしまったのです。噴水のように吐瀉物を吹き上げる私を見た運輸省の職員は青ざめた表情で、「私がいまの部署にいる限り、移動はもうさせないことにします」とまで言いました。
鳥居の撤去が災いを起こしていたのではなく、実は背後の木が問題だったのです。どの木も太い幹から突然左右に枝分かれしています。陽光を遮るものがないのであれば、ふつうならまっすぐに伸びるはずですが、まるで誰かが幹の上に座っているかのように、踊り場のようになって枝分かれしています。しかも、枝は奇数本です。中国では、そういう気を霊光樹と言い、近寄ったり、切ったりしないほうが良いとされています。
私は覚悟を決め、木の霊を封じることにしました。通常はその霊の正体がわかってから封じるのですが、これ以上調べて邪気を自分の中に入れるのも気持ちの良い話ではありません。かなり強い霊がいるのは間違いないので、ともかく封じることにしたのです。
動物の念や人の念などが、木の中に憑くと、それは当然関わった人に影響します。泥で汚れたものを弄ると汚れがつきますが、汚れないように正しく扱う方法があるのです。
一通り封じる作業を行った後、線香を3本立てたところ、さっきまでと打って変わり、消えることもなくなったのです。念のためサイコロを振ったところ一度目で“平”(陰と陽が同時に出る)になりました。
羽田空港での除霊は、地鎮の気功・法術を初めて試したこともあり、木の霊の正体はわかりませんでした。封じられた木はいまもどこかに移されてあるはずです。
その後の羽田空港の開発はご存知の通りで、2010年に国際線が新たに拡張されました。滞りなく工事が進んだことと空の安全に寄与できたことは、本当によかったと思います。
私は、この羽田空港の一件以来、家や土地などに気功・法術によるお祓いを行うときにも、病気の人に対する施術の時と同じように、考えられる最善の備えをしてから取り組むようにしています。木に憑いた霊といういわば自然を対象にした初めての霊を取り除く作業の後、さまざまな悪い霊の情報を取り除いてきました。
青島大明著『なぜ あなたの病気は治らないのか』 (2011年6月講談社刊)より抜粋 P23~28 |
事故が続き、長年移転できなかった羽田空港大鳥居の移転
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霊(情報)による病気を理解する
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青島大明著『なぜ あなたの病気は治らないのか』
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