体験談『横浜の著名気功院で重度の化学物質過敏症と電磁波過敏症がほとんど完治の状態に』(3/4)
福田純子(元大学講師)
Ⅲ 「大明気功」について
1.青島大明先生のプロフィール
青島大明先生は、1960年北京生まれ。世界でたった14人認定されている「世界医学気功学会特邀気功専家」のお一人で、現代医学に見放された多くの難病患者に対して、奇跡に見えさえする効果的な治療を行っていらっしゃいます。講談社から既に4冊のご著書を出されています。
前述したとおり、先生はご自身、気功によって病気が治るという体験をきっかけにして、気功の道に入られています。
青島先生は11歳の時、右手親指にヘルニアを患い、習っていたバイオリンも弾けなくなり、中国のトップ中のトップといわれる名医にも「治らない」と見放されてしまいました。名家のご出身だったので、普通の人は診てもらえないような有名な先生に診てもらったのに、治してもらえなかったのです。
ところが、中学生になったある日、年老いた気功師が、公園でショーのように次々と病人を治している場面に遭遇したのです。松葉杖をついていた病人が、一瞬の後に大喜びで叫びながら悪かった方の足で跳ね、松葉杖を折ってしまう。そこで、自分も治してもらうように頼んだところ、名医に見放された指が、ものの5分で治ってしまったのだそうです。
驚いた青島先生は、どうして治ったのか知りたいと思い、その気功師に弟子入りしたのでしたが、弟子入りした時の動機について、著書「病気がすべて治る『気』の医学」の中では次のように書かれています。
「子供ながら私は、気功と現代科学、現代医学とをドッキングさせられないかと考えました。科学的に気功を研究することによって、現代医学では治せない病にも対処できるのではないかと思ったからです。」
青島先生は、西洋医学の医師が多い家系の方で、ご自身も、気功に出会うまでは、天文学者を目指していたとのこと。著書のタイトルに必ず「医学」の二文字が見られることからもわかるように、「気功」を単に民間療法として受け継ぐのではなく、科学的な観点から解釈し直していくのは、大明気功の一番の特徴ではないかと思います。「気功=うさんくさい迷信」という先入観があった私が、抵抗なく大明気功に入れたのは、大明気功の基本が、極めて科学的・物理学的なものだったからだと思います。
2.大明気功では「気」をどう捉えるか
①「気」は生命エネルギー
「『気』とは、生命のエネルギーなのです」と、青島大明先生は書いておられます(「病気がすべて治る『気』の医学」、50ページ)。
「中国医学では、人の体には経絡と呼ばれる、血管・リンパ・神経系とは異なる系統が走り、繋がっていると考えられています。この経絡こそが体内での『気』の通り道。ここが詰まって『気』が通りにくくなると、病気になってしまうのです。」(同52ページ)。
気功の基本は従って、詰まっている経絡を開き、滞っている『気』を通すことになります。
「生命のエネルギー」としての「気」に対し、青島先生は非常に独自の、科学的な解釈をなさっています。「物理学の時間に、原子の核がプラスで、その周囲を回る電子はマイナスであると習ったと思います。私は、核と電子との間に『気』が存在し、自由に両者を行き来しているのではないか、そしてその『気』が、私たちの健康や生活に影響を与えているのだと考えています。」(同51頁)
『気』ならなんでも通せばよい、というわけではありません。
「この『生命力』には、人体にプラスの作用をするものと、マイナスの作用をするものとの二種類があり」(同51ページ)、「健康な生活を送るためには、『良い気』を取り入れ、『悪い気』を出すことが大事なのです」(同52ページ)。
そこで、気功で病気を治す際の基本をより正確に書くと、「① 『良い気』を入れる。②『悪い気』を出す。③通じないところを通じさせる。④『悪い気』を作らない。⑤『悪い気』を入れない。(同52~53頁)」の5点となります。
②「気」は情報である
「気」を生命エネルギーとしてだけでなく、「情報」として捉えるのは大明気功の最大の特徴ではないかと私は考えています。「気」の解釈に対するこのようなアプローチがご著書に書かれていたからこそ、私は「大明気功で治せる」と信じて疑わずに来られたのかもしれません。
青島先生は、本人と「直接会わなくても電話で話すだけで『気』を感じることができ」、「電話を通じて『気』を送ることもでき」(同60頁)「携帯電話でも可能」ですが、それは、「気」が情報だからだ、と言います。
魔法のような話にも思えてしまうかもしれませんが、普通の人が感知しない電磁波を感じることによって苦しめられていた私は、この理論が魔法どころか、科学の最先端を行っているものとしか考えられませんでした。
人間の五感では全く感じられない電磁波が空中を、音声や文字、動画の情報を乗せて飛び交っており、特定の周波数をキャッチして解読する受信機さえ持っていれば、透明な電磁波を瞬時にして音声や文字に変換することができる。
だったら、自然界にももともと、さまざまな情報を乗せた一種の電磁波が存在していても不思議はない。それこそが「気」と呼ばれるものなのではないか。「エネルギー」と「情報」の二側面を持つ点から考えても、「電磁波」と「気」は、兄弟の関係にあるものであって、「気」は現代科学では解明されていない、さまざまな自然現象を司っているのではないか。そして優秀な気功師とは、自然界の電磁波情報を受信する能力を持ち、それを自在に操ることができる人なのではないか。と、私は考えています。
ご著書にはまだ書かれていませんが、大明気功を用いた治療について、青島先生は非常に頻繁に、「情報を書き換える」という言い方を用いられます。人体に悪い情報が入ることによって、病気になっているので、悪い情報よりも強い「気」=「情報」を入れることで情報を書き換え、病気を治す。それは、既に音楽が録音されているカセットテープに別の曲を録音することによって、元の音楽を消すのと似ている、というお話でした。
たとえば、癌。大明気功ではほとんど全ての癌の根本原因が、「頭」にあると考えます。「頭」に「悪い気」が入り、頭から臓器に、誤った命令がくだされることによって、臓器で異常な細胞がつくられてしまう。手術しても再発するのは、つくられた異常細胞だけは取っても、根本の「命令」を削除していないからです。そこで、青島先生は癌の治療をする場合、「頭の情報を書き換える」という方法をとられます。この方法で、多くの人が、手術せずに癌を治してもらっています。
パソコンが誤動作を重ねるようになった場合、私たちはまず、ウイルスの感染を疑います。OSやソフトの情報を書き換えるウイルスがパソコンに侵入して、パソコンが壊れる。軽症の場合は、修正プログラムをダウンロードして、プログラムを書き換えることによって直す。という考え方は、パソコンについては常識となっています。
私たち人間の病気も、多くの場合、似た原理で引き起こされ、同じようにして治すことができるのではないか、と私は考えます。だからこそ、今まで、気功の効果を疑うことなく、続けることができ、そして、治りました。
誤動作の結果現れた異常な部分だけを治そうとするのでなく、誤動作の元となる、異常なコマンドを削除して正常なコマンドに書き換えることによって治す。私たち人間の頭は、パソコンより遥かに精密にできているというのに、頭の中に入ってくる「気」=情報について、私たちは無関心すぎるのかもしれません。雷が、太鼓を持った神様によってつくられると信じられていた時代が今の私たちには滑稽に思われるのと同様、「気」が単なる迷信にしか思われていない今の時代が、いずれ、とんでもなく科学が遅れていた時代として認識される日が来ると私は信じています。
3. 青島大明先生による「化学物質過敏症」「電磁波過敏症」の治療
①青島大明先生による過敏症の解釈
青島先生によれば、CS・ES共に、「情報の病気」です。ごく僅かの化学物質、電磁波の存在を感知すると瞬時にして経絡を閉じてしまう、という「情報」のスイッチが入ってしまう病気であり、この「情報」が、体内でどんどん「コピー」され、「増殖」していくために、反応する物質の種類がどんどん増え、最悪の場合は水にすら反応して死んでしまうこともあるだろう、というお話でした。
一方で、この病気に対して、「コントロール不能症」という言葉を用いられることもあります。外から入ってきた情報に対して自分の身体が無防備・無抵抗になってしまっており、自分で自分の身体をコントロールする能力を失ってしまっている、という意味だと私は解釈しています。
②青島大明先生による過敏症の治療方法
青島先生による過敏症治療の根本的な考え方は、「ごく僅かの化学物質、電磁波の存在を感知すると瞬時にして経絡を閉じる」情報のスイッチが、ONになっているのを、OFFにする。というものです。実際の治療では、頭の中の情報を書き換える施術をしてくださいます。
また、「悪い気」を出し、経絡を開き、「良い気」を入れてくださった上で、コントロール能力を高めてくださいます。
一方で、他のあらゆる病気と同様、腎臓が弱っていることも病気を助長しているので、腎臓を強くすることも重要になってきます。「大明気功では、『気の医学』のポイントが腎臓にあると考えています。そして、多くの病気と深く関係があります。」と、「自分で病気を治す『気』の医学」には書かれています(37頁)。そこで、施術の際には、腎臓の状態についても、診てくださいます。
「頭の情報を書き換え、腎臓を強くし、コントロール能力を高める」のが、大明気功で過敏症を治す時の根本だと思われます。
ただし、重要なのは、青島先生は、施術頼みになるのを好まない、ということです。
大明気功の柱は、あくまでも自身が毎日自分で行う練功であって、施術は、決して治す上で中心に位置するものではないのです。
青島先生がおっしゃった次の言葉が、大明気功の基本姿勢を要約していると思います。
「あなたが自分の状態を理解し、自分で治そうと心から思うのであれば、私はそのお手伝いができます。私ではなく、あなたが治すのです。」(「『気』の医学で難病・奇病を治す」14頁)
自宅での練習をしない方に対しては、「一生懸命練習しないと、もう施術しませんよ」と言われることもあります(同96頁)。
ですから、施術のみに頼るのではなく、「練功の会」や「個人指導」で、「大雁功」や「個々の部位への対処法」を覚え、毎日実行するのが、大変重要です。
施術を受けるタイミングについて、青島先生は学習会で、「施術するとコントロール能力がつきますから、あとは自宅で練習してください。でも、一人でやっているだけだと、しばらくすると、コントロール能力がだんだん落ちてきます。なくなってしまう前に、次の施術を受けるようにしてください。」と指示なさっています。
良くなってきたら、施術はむしろ間遠にして、自分で練習するようにすればその方が確実に治る、とのお話です。
4 大明気功の実践
① 基本の功法
大明気功を実践する上での三つの柱は、①「動功(大雁功)」②「静功」③「個々の部位への対処法」です。
1)「動功」は、外気功ともよばれるもので、「良い気」を取り入れ、「悪い気」を出し、「気」を交換することを目的としています。さまざまな功法のうち、大明気功では、「大雁功」と呼ばれる功法を取っています。朝から夜までの雁の一日の生活を模した64の型を、よどみなく行います。最初から全部覚えるのは大変ですが、8つの型だけでできる「短縮版」もあります(「病気がすべて治る『気』の医学」、52ページ、「病気を自分で治す『気』の医学、17ページからの引用)。
2)「静功」は、「動功」で取り入れた「気」を体内で循環させ、自分の身体を自分でコントロールできるようにする「内気功」と呼ばれる訓練で、瞑想の形をとります。(「病気がすべて治る「気」の医学、52ページ)。
3)「個々の部位への対処法」頭、腎臓、鼻、腹など、個々の部位に集中的に「気」を送って、その部分の経絡を通じさせる功法です。(「病気がすべて治る『気』の医学、221~231頁、「病気を自分で治す『気』の医学、36~57頁)
尚、大明気功では、専ら「気」の作用のみによって病気を治すため、呼吸法は用いません。
②私はどのように気功を実践してきたか
2003年12月23日~2004年1月28日 予約が先なので待ちきれず、12月23日の「学習会」に参加、そこで覚えた「静功」「大雁功短縮版」「腎臓を強くする気功」を自分で毎日試みました。一日に朝晩各30分くらいずつ。今から思えば間違えだらけでしたが、それでも効果は大きかったです。
2004年1月28日~5月25日 施術に頼らず、自分で毎日練功してみました。一日1~2時間。「学習会」「練功の会」「収気コントロール練習」に参加し、「静功」「大雁功」「個々の部位への気功」の正しいやり方を少しずつ覚えました。DVDブックを買いましたが、まだDVDは反応が起きて観られないので、付属のブックの写真と解説を頼りにして「大雁功」を覚えるようにしました。
2004年5月25日 第二回目の施術。これで、決定的にパソコンが使えるようになり、DVDも観られるようになりました。青島先生と相談の結果、治るスピードを速くするために、定期的に施術を受けることにしました。以後、2005年3月末まで、10日~1ヶ月に一度の頻度で施術を受け、施術の日に同時に「大雁功」の個人指導を受けるようにしていました。
2004年秋頃~ 大雁功64型全てマスター。64型全てを行うと、時間はかかりますが、効果は絶大なものがあると感じました。「今費やした時間は、健康を完全に回復すれば、何十倍にもなって帰ってくる」と考えて、冬は2~3ヶ月の間、一日に4~5時間練功した時期もありました。一日5時間の気功と言うと、難行苦行のように聞こえるかもしれませんが、練功している最中に、自分の身体がどんどん治っていくのが明確に感知できるので、嬉しくて止められない、という感じでした。
2005年3月 青島先生と岩園先生から、「もうほとんど健康体になってきているので、施術は少しずつ間遠にして、自分の力だけで頑張るように」言われ、また、大雁功に関しては、岩園先生から、「非常に上手になっているので、もうレッスンに来なくても良いです」とおっしゃっていただきました。
今も毎日、朝晩各1時間半ずつと、間で少しずつ練功しているので、合計3時間半位気功をしていると思います。練功の内容は、「静功→大雁功64型(収功[最後に「気」を入れる動作]18回)→首、手と腕、足の経絡を開く→頭、腎臓、腹、周点、鼻の気功(冬まではこれに、気管支、肺、耳、口などもプラス)→大雁功64型(収功18回)→静功」です。)
もうしばらくしたら、少し時間を減らすかもしれませんが、仕事でどんなに忙しい日が来ても、一生気功を続けるつもりでいます。
5.大明気功のシステムと値段
大明気功院には、青島先生の他に、青島先生の一番弟子の岩園修先生(世界医学気功学会認定国際医学気功師)もいらっしゃって、お二人で役割分担して施術・指導してくださいます。また、指導に関しては、いくつかのプログラムがあるのが特徴です。
①横浜本部
「施術」・・・ 青島先生と岩園先生とお二人で診ていただくコース(「15×2」分程度)と、岩園先生お一人(約30分)で見ていただくコースがあります。費用はどちらも同じで、CS・ESの場合は一回2万円です(難病の費用です)。初めての場合、お二人で診ていただくコースだと予約してから3ヶ月前後待つのが現状です。岩園先生お一人の施術ですと比較的早く予約を入れることが可能なことが多いです。
「練功の会」・・・岩園先生の指導による、「動功」の「大雁功」及び「個々の部位への対処法」のレッスン。一回30分、3000円。参加人数は2~20名。大明気功で治そうとする方は、必ず参加なさるといいと思います。「大雁功」の初歩の時にお勧めです。
「収気コントロール」の会・・・岩園先生の指導による、コントロール能力の向上を図るための練習。一回30分、3000円。参加人数2~15名。私は最初に数回参加しました。
「個人指導」・・・岩園先生の指導による、「大雁功」及び「個々の部位への対処法」のレッスン。「大雁功」の習得が進まれたら、このコースで64型全てをマスターなさることを強くお薦めします。一回30分、5000円。
「学習会」・・・毎月一回、日曜日、「気功への知識を高め、一人一人が気功をより効果的に行えるようにする」ことを目的としたレクチャー。五分程度の「静功」と、岩園先生による施術例の紹介が20分程度あった後、青島先生のレクチャーが1時間15分くらい。その後、岩園先生による大雁功のレッスンが15分程度あります。参加人数は36人、先着順。
「出張施術」・・・重症で、横浜本部にも大阪出張所にもいらっしゃれない方の場合、青島先生もしくは岩園先生に出張施術を頼むことができます。費用は、次の3コースに分かれています。①東京23区内及び横浜市内・・・「出張費+施術費」10万円+場合により交通費 ②東京都・横浜市近郊・・・「出張費+施術費」12万円+場合により交通費 ③ ①②以外の地域・・・一律で「出張費+施術費」22万円+交通費
②関西出張所(大阪)
毎月土・日曜日、月二回(月に述べ4回)、青島先生と岩園先生が大阪の関西出張所にいらっしゃいます。青島先生が月二回、岩園先生がやはり月二回のご担当です。青島先生の場合は施術のみ、岩園先生は施術及び個人指導をなさいます。施術費はCS・ESの場合24000円、個人指導費が一回30分6000円です。
場所は、予約受付後の案内になります。
予約受付は横浜本部です。
6.どのようにして気功を実践するか
①気功院に通うことが可能な方の場合
まず施術を受け、「練功の会」や「個人指導」で「大雁功」「個々の部位への対処法」を覚え、DVDやDVDブックの解説を参照しながらご自宅で毎日練功なさると良いかと思います。関西の方は、大阪出張所をご利用なさったらいかがでしょうか。
最初の施術まで、3ヶ月ほど待つのが普通なので、その間は「学習会」「練功の会」に参加したり、DVDブックで功法を覚えてご自宅で実践なさると良いかと思います。
②重症で横浜本部にも大阪出張所にも通えない場合、お勧めしたいのは、
1)家族にまず習ってもらってから教わる
ご自身はどこも悪くないけれども気功に関心があって学習会にいらしていた方で、お父様が癌を患われたときに、習った気功法をお父様にしてさしあげて、2週間で癌が完治してしまったというケースがありました。
そこまでの例は稀としても、ご家族に習ってもらって、家でご家族から教わったり、施術してもらうことも可能かと思います。
この方法は、小さいお子さんの場合も有効ではないかと思います。
2)DVD(講談社から出ているDVDブック、「病気を自分で治す『気』の医学、青島大明著)を使う方法
DVDが観れる方は、まずDVDを観て、静功(DVDブック34~35ページ)と、「大雁功」の短縮版(33ページ)、部位別の気功法のうち、「腎臓」(37ページ)と「頭の基本法」(38ページ)だけ自宅で行い、症状が軽快した後、気功院に赴いて施術を受ける、という順序になさったらいかがかと思います。
最初の私のように、DVDも観れないということも多いかと思います。その場合は、家族にDVDで覚えてもらって、真似するようにしたらどうでしょうか。カラーの本が読めるようでしたら、DVDブックの写真と説明をよく読むと、効率がいいようです。
3)出張施術
大明気功はあくまでも「治すのは自分」が基本なので、出張施術していただいた後も、上述したいずれかの方法で、ご自宅で自分で気功を続けていくことが必要不可欠です。
7.ご自宅で練功する上での注意事項
①「悪い気」のある場所で練功しない
「悪い気」のある場所で気功をすると、良くなるどころか、悪化する恐れがあります。絶対に練功してはいけないのは、1、お墓や葬儀所、病院のそば 2、水のある場所 の二つです。施術の際、ご自宅付近や、練功する場所の周囲の地図をお持ちになり、青島先生に診ていただくことをお勧めします。
②治療中、同じ病気の人と会ったり電話したりするのをなるべく避ける
「情報の病気」なので、完全に治る前の段階で同じ病気の人と接触すると病気の情報を再び取り込んでしまいます。私はこれで何度か、症状を後戻りさせてしまったことがあります。残念ですが、一人で頑張るようにしてください。
③青島大明先生による注意事項を守る
気功のあとすぐにお風呂に入ったり、激しい運動をしてはいけない、など、気功の効果を得るための注意事項が先生のご著書に書いてありますので、よく読んで、必ず守ってください。中には、気功理論に慣れない間は奇妙に思えるような事項もあるかもしれませんが(お葬式・お墓参りに行ってはいけない、など)、必ず守ってください。
④ 化学物質・電磁波を恐がらない
怖がると、微量の化学物質・電磁後の接触で経絡をストップさせる情報のスイッチが『ON』になり、回復の妨げになります。「現在生活の周囲にある化学物質も電磁波も、体に良いものではないが、決して怖いものではない。無害化できなくなっている体に問題があるのだから、体を強くすれば良いのです。」と青島先生は何度も私におっしゃいました。先生の指示に従いながら、化学物質・電磁波にどんどんトライし、発病前の生活に近づけるようにしてください。
⑤「気功で治す」という信念を持つこと
私は、人間の「思い」「考え」「気持ち」「感情」は全て、「気」という「電磁気情報」の司る領域だと思っています。「どうせ治らない」「気功なんて信じない」と思うと、マイナスの「気」が、「治す気」を遮断してしまうと思います。ちょうど、カセットテープの爪を折って録音不可能にしたり、CD-Rのセッションをクローズしたのと似た状態になるのだと思います。「気功は科学だ、物理的に作用させているのだから、必ず治る」と信じて毎日練功してください。
8.「効果がない」「逆に悪くなった」と感じる場合
①反応が激しくなる場合
私の場合、施術後3~4日、逆に少し反応が激しくなることが、何度かありましたが、そういう時も、4~5日経つと、施術の効果が現れてきました。この現象に関しては自分では、施術の結果、仮死状態になっていた細胞が蘇り、蘇ったばかりの細胞がまだ弱いので反応を起こし、周りの細胞に連鎖反応を起こしていたのだろう、と考えています。
②「効果がない」「逆に悪くなる」と思われる場合
正しい場所で、正しいやり方で気功をしている場合は、「効果がない」「逆に悪くなる」ことはありえないので、青島先生に率直に相談するのが一番と思います。特に、気功院からの帰り道や、ご自宅の周りの環境に、「気」の観点から見て悪い場所がないかどうかよく検討し、青島先生に地図を見てもらうと良いと思います。また、練功の仕方に誤りがあると、逆に経絡を閉じてしまうこともあるので、岩園先生によく見てもらうといいと思います。青島先生の著書をよく読んで、自分の生活習慣の中に、気功の効果を妨げるものがないかどうか、注意深く検討することも必要だと思います。
最後に
病気になってから今日に至るまで、いろいろな方に支えられ、助けられてきました。
職場の新築が原因だったとはいうものの、途中で職場が、発病当初からの治療費を負担してくれることになり、北里研究所病院の診察料はもちろんのこと、大明気功の費用も全て出していただきました。そのお蔭で、経済的に負担を感じずに気功院に通うことができました。
治療費が出るように動いてくださった職場の上司の方々、治療費負担を決断してくださった上司に、この場を借りて心からのお礼を申し上げます。
福島の療養中親切にしてくださったNさん、二人のSさん、K子ちゃん、私事ながら、闘病の日々を支えてくれた夫にも・・・本当に有難う。
そして最後に、私の後半生を取り戻してくださった偉大な医師、青島大明先生と、岩園修先生、大明気功院のみなさまに、心からの感謝を申し上げたいと思います。本当に有難うございました。私は、健康を取り戻しました。
どうか、私の後に続いて、健康を回復してください。
希望に満ちた日々がみなさんの前に開けていることを、私は信じて疑っておりません。
治る道はあります! がんばってください。
青島大明先生のご著書の引用をもって、本稿を閉じさせていただきます。
「気功を信じ、『気功で治す』という意志を持っていただきたいのです。そして、自分自身の持つエネルギーを信じ、『自分で治す』という意思を持てば、病気は必ず良い方向へ向かいます。」(「『気』の医学で難病・奇病を治す」、20頁)
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