［サンデー毎日　’97.10.12 　本誌・堀　和世］

「医者に治せる病気なら病院に行ってください。私は治らない病気をやります」

中国国立気功科学研究会高級気功師の肩書を持ち、「大明気功会」（横浜市西区）を主宰する青島大明氏はそう豪語する。横浜市の歯科医Aさん（４０）はぎっくり腰を治してもらって以来、青島氏の熱心な支持者だ。

「本当にそれまで歩けなかったのが、二回の気功でゴルフができたのですからね。そんなバカなと思いましたよ」

人体を客観的にとらえるトレーニングを積んだ歯科医の言葉だけに重みがある。

「冷静にみると、気功で治らない、治りが悪い病気があるのは事実です。だからといって否定するのではなく、西洋医学と補い合い、融合を目指すべきではないのでしょうか」