「病気」とは何か
「気功」でいう「気」とは生命エネルギーのこと
病気の原因はすべて、身体の中に通っていたものが通らなくなってしまったことにあります。
身体の中に通っていたものとは、血管、神経、リンパ、筋肉、骨、経絡などです。
これらが、なんらかの原因によって通らなくなってしまった状態。それが病気です。
血液が通らなければ血が足りなくなって、いろいろな支障が出てきます。神経が通わなくなれば動かなくなったり、感じなくなったりということになります。
しかし、血管も神経もリンパも筋肉も骨も大丈夫、それでも病気になっている人がいます。
そういう場合の多くは、経絡の不通が原因になっているのです。その上、経絡の不通は、血管や神経、リンパや筋肉、骨、臓器にまで影響するのです。経絡とは、身体の「気」の通り道です。経絡が詰まってしまうと「気」が通らなくなり、人は病気になってしまうのです。
「不通則痛」。人間の身体の中で、「気」が通じていないところがあると痛み(病気)となる?。私の師が教えてくれた言葉です。
「悪い気」や「悪い情報」、物理的な刺激などが原因になって経絡が通じにくくなると、「気」の流れが滞ります。その場所に「悪い気」が溜まると、痛みやしびれ、腫れなどいろいろな症状になり、病気になります。「気功」はこの通じにくくなった経絡を正常にして健康な状態を取り戻す方法です。
「悪い気」の種類と入った場所で病気の種類が変わる
「悪い気」を受ければ、誰でも健康面にダメージを受けるのですが、「悪い気」がどこに入り込むか、どういう種類の「悪い気」かによって病気の種類が変わってくるのです。
例えば、「悪い気」が小脳に入ると、脳性麻痺になったり、大脳の深い部分に入った場合、記憶障害や認知障害に、分析する部分に入ると自閉症に、感情を司るところに入ると統合失調症に、生命力をコントロールする部分に入ると癲癇になったりする可能性があります。