「気功」で考える場所の「気」

気功と生命道
「気功」の視点で、さまざまな生活習慣を考える

1)長寿村は「良い気」でいっぱい

「気功」で考える場所の「気」

人間、誰しも長生きをしたいものです。ですから「長寿村」と呼ばれる地域のことがマスコミなどで紹介されると、強い関心を持ちます。
その村の住民は長生きすることが多い―こういった長寿村は世界各国にあります。私の祖国・中国のある村などでは、人は90歳、百歳を超えてから亡くなるのが当たり前。もし80代で亡くなりますと、「あの人は生前何か悪いことをしたんだ」と陰口を叩かれるほどだといいます。
そのような村の人々が長寿である背景には、もちろん、気候・風土が良い、バランスの良い食生活の習慣がある、などといった要因もあることでしょう。ただ私はそれに加え、やはり「気」の影響もあるのだと考えています。
「気」は生命力でありエネルギーですが、生命体にだけあるのではありません。繰り返しますが、無生物にも「気」は流れています。そのため、「気」は空気、大地、水などの環境の中にも存在しているわけです。
一般に長寿村は、「良い気」に満ちた場所です。陰陽のバランスの取れた場所には、「悪い気」は流れてきにくいのです。村全体が、プラスの生命エネルギーで溢れているといっても過言ではありません。
逆に、不本意な死、悲惨な死を遂げた場合には、その無念さや恨みといった情念が、「悪い気」としてその土地などに残ることが多くあります。
すぐにその「気」を祓えばよいのですが、それができない場合、「悪い気」はその土地に留まり続けてしまいます。
往々にして、そうした「悪い気」が残る場所では、その「気」の影響でつぎにまた不本意・悲惨な死を遂げる人も出てくるものです。当然のように、さらに「悪い気」が溜まっていきます。
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