霊を扱った悪い情報に惑わされないような知恵を持つことがいかに大切か ~青島大明著『なぜ あなたの病気は治らないのか』感想文8
青島先生の気功の本はすべて興味深く読ませて頂いていましたが、今回の内容は法術や霊について執筆されていると言うことで、読むのが本当に楽しみでした。
世の中に気功院はたくさんありますけれど、大明気功院で行われている気功は他とはかなり違う、と思っていました。その違いである「霊」と「法術」についての話を知ることが出来て嬉しく思っています。
「霊」にしても、「気」にしても、信じるか信じないかで語られることがほとんどです。しかし、もうそんなことを言っている場合ではなくて、「在るのだ」という前提で病の治しかたを考えていく時ではないかと思ったのは、大明気功院での講習会を受けるようになって、そこで少しずつ気功の考え方を学んできたからです。その様な知識のベースが出来上がる以前、「霊」という言葉には恐怖感がありました。解るようで解らない、誰の言っていることが正しいのか、間違っているのか、それを判断する知恵も基準も自分にはない状態でしたから。
ですから霊の話というものには、興味はあっても聞いていると背筋がゾクゾクするところがあったのです。なにしろ今まで霊について書かれた本を沢山読みましたが、ほとんどの場合は読者の恐怖心をあおるものであり、決して安心は与えてくれなかったからです。
しかし、「なぜ あなたの病気は治らないのか」の中では、霊による病の様々なケースや、どのような時に霊の情報を受けやすいのか、またどのようにすれば悪い霊の情報を受けないのか、など、一つ一つ丁寧に対処法が示されており、読んでいるものは安心できます。誰かに頼らなければならないのではなく、自分自身で自分の体の状態をコントロールする方法があることがハッキリと記されているからです。
そして霊について正しい知識がないことがいかに危険で、霊を扱った悪い情報に惑わされないような知恵を持つことがいかに大切なのかも、今回の本の中から改めて教えられました。と、当たり前のように霊という情報の話を読み進めながら、なぜ、こんなにすんなりと霊の話(見えないもの、あるのかないのかが取りざたされるようなもの)を受け入れているのか、と考えてみれば、やはり青島先生の本文での説明が実にわかりやすく、また身近な例を思い出して比較検討しながら読んでも気持ちよく納得でき、疑問に思うような認識のずれが無かったからだと思います。むしろ霊が関わって起こる事象の説明は、「科学的」な説明よりも青島先生の説明のほうが、辻褄があうのです。そして、霊という情報について知れば知るほど恐怖心は無くなり、今では当たり前の存在として受け止められるようになっています。
無いと思っているものからでも、人は影響を受けてしまう。それなら、知らずにいるより、しっかりと相手のことを調べて自分なりの対処法なり、コントロール法を持っていた方が絶対良いはずです。
それでも、今回の本を読みながら、霊という言葉に拒絶反応を示して、迷信だとか、非科学的だとか言う人は多いのだろうなとも思いました。気功に対しても怪しがる人や信じない人は身の回りに見かけますから。
ただ、知らないから信じない、分からないから嘘だと思う、という判断はもったいないと思うのです。たくさんの人が、縁があって大明気功院にやって来て、治っているのですから。
法術はシークレットだとしても、それ以外の方法は開示されていて、誰でも同じように学べるし、気功についても霊についても正しい知恵を持てるでしょう。正しい知恵を持った人が自らの心身の病を治し、身近な人と接して行くことで、青島先生の話していることが世間で当たり前の話になる時が早く来ればいいなと思います。
最後に、「知らないことを学んで病を癒すことが出来れば、これほど良いことはない」と仰っている青島先生の病を治していく姿勢には本当に感動します。
現代医学では治し方が解らない病について、ここに治し方を見つけた方の本があります。
治すための方法を伝えようとしています。
その方法を確かめたい、知りたいと思うお医者さんが増え、西洋医学と東洋医学の良いところを会わせた治療法が盛んになることを心より願います。
【2011年7月18日 長澤弥幸さん(占い師 月の宮浩さん) 女性】