“霊”を情報という概念で捉える重要性 ~青島大明著『なぜ あなたの病気は治らないのか』感想文7

書籍「何故あなたの病気は治らないのか」

病気が縁で気功を学ぶことになりました。毎月の講習会で青島先生からたくさんのことを教えていただいていますが、自分のなかで“霊”に関する病気についての考え方で、どうしても理解しにくい部分がありました。今回この新著を通して、まさに多くの病気の根本原因になる“霊”について私たちが正しく理解できるように、ここまで克明に、“霊”の概念を説明してくださったことに大変感動いたしました。

私は気功を知るずっと以前から、人はなぜ病気になるのだろうか? なぜ治るのだろうか? という素朴な疑問を持っていました。時折、テレビのドキュメンタリー番組などで、都会から離れた奥地に住む人々が現代医学ではなく、古くから伝わる呪(まじな)いや、お祓(はら)いのような方法で病気を治してもらい元気になって戻って行く姿を見るたびに、どうしてこんなことができるのだろうか? といつも不思議に思っていました。小さい頃からそんな思いを持っていたせいか、私自身、気功・法術で病気を治してもらった時にも違和感を持ちませんでした。確かに人類は現代医学にたどり着くはるか大昔から、たくさんの病気と闘いながらも生き残り現在の繁栄に至っています。私たちが本来持っている能力と先人のすばらしい知恵の結晶がそれを可能にしてきたのでしょう。

新著では、誰しも、なんとなく感じたり、気になる“霊”の存在。けれどもそれがどういうものなのか? どこに存在しながら私たちにどのような影響をあたえるのか? また私たちはどのように対処すればよいのか? という疑問に対し、気功・法術の歴史的背景をふまえながら、“霊”を情報という概念で捉える重要性を様々な事例を通してわかりやすく説明されています。

本文中に、「私があえて、『霊が深く関係している』と誤解を恐れず言うのには理由があります。それは、生命を危険にさらすような病に関する情報は、いまのところ機械的に察知できないからです。気功の修練によって開花させるなど、人間に内在する能力を高めることでしか察知したり、コントロールしたりできないからです。これこそが現代医学との違いであり、気功・法術を軸に施術を行っている私の考えの根底にあります。」また、「自分自身で霊の情報をコントロールする方法を知らないと、情報操作されることに気づかないまま、バランスを失い、健康を損なう機会がますます増えるのではないかと思うからです。」そして、「私にすれば、ブームであろうとなかろうと、霊は人間に大きな影響を与えるものであり、正しく知らなければならない存在であるという信念は変わりません。」と書かれています。この信念のもと、気功・法術の先人から受け継がれた叡智を余すところなく私たちに伝えてくださる姿勢には敬服させられます。

そして、「基本は、気や霊の情報について正しい知識をもち、良いものを取り入れ、悪いものが身体に入らないようにすること。伝統の中の良い点を見出し、現代の生活の中で上手に活用する。そうすることで、私たちは身に降り掛かる病気や災難を減らし、健康で幸せに暮らすことができます。また、正しい考え方を世の中に伝えていくことで、結果的に人類に大きく貢献することができるようになると考えます。」このメッセージに書かれているように、病気を治すという目的だけではなく、これからの世の中、次世代の子供たちにも影響の及ぶ大切なことであり、正しい考え方を伝え続けていく重要性を強く感じます。

私は大明気功によって化学物質過敏症・電磁波過敏症を完治させました。まさに病気によって気功を知り、気功によって病気の本質を知ることが出来たことを心から感謝するとともに、一人でも多くの人がこの本と出合い病気を克服され、健やかになられることを心から願っています。

【2011年7月16日 50代女性】