霊に関係するという施術法の法術というものが気功の一部 ~青島大明著『なぜ あなたの病気は治らないのか』感想文12
「なぜ あなたの病気は治らないのか」
まず最初にこの本を読んで驚いたのは、霊に関係するという施術法の法術というものが気功の一部だということでした。
それと同時に、この本全編を通して触れている、私たち日本人がどのように具体的に霊とかかわり、霊についての考えを強くもっているか、しかもそれが無意識に持ち合わせているという部分に非常に興味を持ちました。
私がそもそも気功に興味をもったのは、友人から面白いからと薦められて読んだ青島先生の本の一冊に書かれていた事柄が私が小さいころから疑問に感じていたことをいくつも一気に解決してくれたからでした。
海で泳ぐのは好きだけどプールで泳ぐのが気分が悪くなるのでどうしても好きになれなかったことや、突然悲惨な事件を報道したりするため食事をしながらニュースを見る家族の習慣が小さいころから嫌いだったことや、床や地面に物を置くのが生理的に嫌いなこと、自分の部屋を見渡してみると、はからずして自分で集めた家具がすべて脚の部分が空いているものだったこと、見舞いなどでも病院に行くのが小さい時から嫌いだったことや、それらに加えて、仏壇にかなり抵抗を感じていたこと、などです。
今回の青島先生の著書は、日本人にとって(中国ではどうなのかがわかりませんのであえてこのように言いますが)かなりショッキングな内容なのではないかと思っています。なぜなら、病気や具合が悪いのが「霊」が原因かもしれないというのですから。最初本を読んでこれを知った時は確かにショックですが、しかし、日本では(おそらく大半の方が同意見だと信じていますが)、霊をコントロールするなどと聞くと、それはプロフェッショナルの方々にしかできない仕事だという印象をもっている人がほとんどだと思います。それを情報として自分でコントロールがある程度できるのだというわけですから、読み進むうち非常に前向きになってくる内容です。
お会いした時青島先生も気功の利点についておっしゃっていましたが、大病を患っているわけでもない私が気功を続ける理由は副作用がなくお金がかからないだけでなく、「自分でできる」ことだからです。単に先に述べたように私は病院が嫌いだからだけでなく、自分の体のことを自分で良く変えることができるからです。先生は診察の際ご指導してくださいますが、毎日気功を行うのは自分の意思です。
そのようにして自分に影響するさまざまな情報を上手にコントロールして生きていくのは、やはり自分自身の力なのだとこの本を読んで改めて強く思いました。
この世がひとりひとりのいい気でいっぱいになりますように。
【2011年10月14日 富樫修子さん】